「mask4smile.com」開設に寄せての思い
新型コロナウイルス感染症により影響を受けました全ての方々にお見舞いを申し上げます。
NPO法人あおぞら「20万枚のマスクを「あの人に」とどけるプロジェクト」にご関心をお寄せいただき誠にありがとうございます。
NPO法人あおぞらは「医療を届ける」「現地を支える」「現状を伝える」をキーワードに
国際医療支援活動をしている非営利特定法人です。
NPO法人あおぞらホームページ→https://npoaozora.org
海外での活動は縮小せざるを得ない状況の中
国内でお困りになっている方々のために何かできないか、と
この度 本プロジェクトを立ち上げました。
最近はマスクの流通が改善してきていて
街中でもマスクの販売しているお店を見かけるようになりました。
しかし、まだまだマスク一枚あたりの単価も高く
手に入れにくい状況も続いています。
非常事態宣言も解除されつつあります。
自粛モードからの脱出に伴い
人々の動きが活発化していくことを考えると
まだまだマスクの需要はあるように感じています。
プロジェクトの詳細は説明ページ(→ https://congrant.com/project/npoaozora/1580 )に譲りますが
マスク配布の他にもう一つ
このプロジェクトの目的があります。マスク配布のみの一方向の支援ではなく
マスク配布を通して生まれる優しさや温かさなどを社会にポジティブに発信し、
新型コロナウイルス感染症蔓延の中
混迷する社会に、医療の優しさを伝えようとすること。
それがもう一つの目的です。
マスクをお渡しするときの「お大事にどうぞ、がんばってね」という思い
マスクをもらったときの「ありがとう、頑張ります」という思い
患者さんは医療者からの「がんばってね」で勇気づけられ
そして私たち医療者は患者さんからの「ありがとう」でまた前に進めます。
がんばってね、と
ありがとう、が循環する社会。
私たちが本来持っていた「やさしさ」を可視化することはできないのか。
現場に溢れる「やさしさ」を集めて
新型コロナウイルス流行で手触りの悪くなった
私たちの社会に発信できないか
そんなことを思ったのです。
この「mask4smile.com」は
訪れた皆さんの「ありがとう」「がんばってね」「そばにいるね」など
優しいお気持ちをクリックして積算していくカウンターの設置、
インスタグラムハッシュタグで集められた写真の閲覧、
事務局からのブログ、
そしてご協力いただいている施設からのメッセージなどの工夫がなされリアルタイムに
だんだん育っていくことを目的としています。
最初は小さいかもしれませんが皆さんの思いが集まり
大きな「やさしさの集合体」と育っていくことを期待しています。
だんだん育っていく「やさしさ」
そのことこそが
『20万枚のマスクを「あの人に」とどけるプロジェクト』の
隠された価値だと感じています。「mask4smile.com」は
みなさまの「やさしい気持ち」を詰め込むギフトボックスのようなものです。
箱に詰め込むギフトは、ご参加してくださる皆さんの「思い」です。
どうかご協力いただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
NPO法人あおぞら
『20万枚のマスクを「あの人に」とどけるプロジェクト』
プロジェクトディレクター 嶋岡 鋼