社会福祉法人聖霊会 聖霊病院
新型コロナウイルス感染症が流行し始めた頃、当院では患者さんや来院された方がマスクを持っていらっしゃらない時に、感染防止のためにマスクの着用をお願いしているにも関わらず、病院側からマスクを提供することができませんでした。マスクの供給不足が原因です。マスクの供給不足は病院だけの問題ではなく、一般の市民も同じ問題を抱えていました。私たちはマスクを持っていない方にマスクをしてもらうために、職員がリードと輪ゴムでマスクを手作りしていました。また、事務職員も院内ではマスクの着用をしなければいけないのに、マスクを病院が準備できないため自分で購入して着けていただいていました。
手作りマスクは、輪ゴムで耳が圧迫されたり、マスクをうまく着けることができずに介助が必要であったり大変でしたが、この度NPO法人あおぞらさんとNPO法人地域医療連繋団体.Needsさんのご厚意により提供していただいたマスクのおかげで、患者さんの手作りマスクによる不快感はなくなり、また、職員の業務削減、着用介助時に密接する不安が解消されました。
緊急事態宣言が解除され、来院される方がマスクを着用していないことも増えてきました。市中での感染の報告数は少ないですが、今後も新型コロナウイルスによる感染を起こさないわけではないので患者さん、来院される方、病院職員の安全を守るためにマスクの着用は大切だと思います。提供していただいたマスクを大切に使わせていただきたいと思います。
「20万枚のマスクを「あの人に」とどけるプロジェクト」に感謝。。
社会福祉法人聖霊会 聖霊病院
感染対策室 感染管理認定看護師 鈴木 京子